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中学生が意外と書けないもの「住所・電話番号・生年月日」


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赤字改善の専門家
ろん(@ronlog11)です。

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私は学生時代から教育産業が大好きで、塾や予備校・大学などでアルバイトをしていました。 現在は、在宅でのライターやサイト運営の仕事に加えて、塾講師の仕事もしています。

 

塾で楽しく働いている私ですが、先日、中学生を対象とした検定試験の監督をした際に困った出来事がありました。

 

私の担当した教室の約8割の中学生が自分の「住所・電話番号・生年月日」が書けない!!

 

平成生まれの私にとってもそれはホラー・・・。

平成3年生まれの私の意見を綴ります。

 

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スマホがあるから自分の個人情報は覚える必要なし?

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私が塾で働くのは、大学生のとき以来で、約6年ぶりの教育現場に楽しいことだらけ!今の中学生にとって、YouTubeはあって当たり前のものだし、行きたい場所の検索はInstagramのタグ検索で見つけたり、LINEの機能をしっかりと活用している。「今の子はこんなことができるのね~!」とジェネレーションギャップを感じたり、すごいなあっと思うことがたくさんありました。

 

そんな楽しい生活も半年をすぎると、だんだん「今の中学生はこれができないのか!?」と驚くことが出てきました。

 

そんな驚いたことの1つが

「自分の家の住所がわからない」

「自宅の電話番号を知らない」

「自分の生年月日がわからない」

というものです。

 

住所・電話番号・生年月日は模試や検定試験などでも記入することが多く、高校によっては面接で聞かれることもあります。修学旅行で宅急便を使うことがあれば、住所と電話番号は必要です。

 

私は、この事態に遭遇して今の中学生は「スマホに入っているから覚える必要性を感じないのかな?」と思っていました。しかし、模試などの際に「携帯電話を持っている人は机の上に出してください。」と伝えると、ほとんどの生徒が携帯電話を持っていないのです。

 

つまり、自分自身で覚えていないし、スマホを出して確認することもできないのです。

 

これは、地域性もあると思うのですが、塾への送り迎えは家族に車でしてもらっている中学生が多く、塾へ行くときにはスマホを持って行かない約束をしている中学生が多いようです。ちなみに、SNSやLINEなどは自宅のパソコンやタブレットを使って行っていて、スマホ自体を持っていない中学生もいます。

 

住所・電話番号・生年月日を書けなくても困らない中学生

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私は趣味の1つにポイ活やモニターがあるので、日々、住所と生年月日を入力しています。モニターでは対象年齢を絞ることもあるので、生年月日もよく入力します。

 

私にとって、住所・電話番号・生年月日は日常的に必要となるものなので、新生活を始めた現在の住所も特に意識しないまま1ヶ月ほどで自然と覚えることができました。

 

しかし、中学生にとっては、必要となる機会が少なく、覚えておく必要性を感じないまますごしてきたのかもしれません。

 

私が小中学生だった頃は、友達との年賀状交換が当たり前にあったし、住所も手書きで書いていました。何十枚も書く中で、自然と自分の住所も覚えます。

 

友達と遊ぶときには、自宅へ電話をすることもあったので、お互いに教え合うために電話番号を覚えておくことも必要です。

 

しかし、今の中学生は、そもそも年賀状を出さなかったり、年賀状を出す人も住所はパソコンと印刷機がキレイに印刷してくれます。携帯電話が普及して、自宅にいわゆる家電を設置していない家庭も増えました。友達と電話で話す機会は少なくなっているように感じます。

 

いい子が多い今の中学生には必要なかった?

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そして、一番感じるのが「みんないい子だから必要ないのかも」ということです。

 

私は、生徒と接していて、「私が中学生の頃ってこんな感じじゃなかったぞ!?」と、とても感じています。みんな、すごくいい子なのです。私は塾で働いているので、ある程度、勉強意欲が高い中学生が多い環境にいるせいもあるかもしれませんが、地元の中学校から進学校へ進学した私は、こんなにいい子ではありませんでした・・・。

 

私は幼稚園児の頃には、自分の住所と名前、生年月日が言えました。それは、私が物覚えが良いとかいうものではなく、「親の言うことを聞かない子」だったからです。私は、親の言うことを無視して、どこへでもふらふら行くし、迷子になるような子供でした。

 

迷子になったときに、助けを求めるために自分の住所・名前・年齢(生年月日)が必要で、自然と覚えたというところがあります。

 

覚えていた方が見て書くより早い

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どうせ、見ながら書けば良いんじゃない?という意見もあると思います。私は、「見ながら書くと時間がかかるじゃん。」っと思うのです。

 

小中学生のときに、同級生がカンニングをして問題になったことがありました。

 

私がこのとき思ったことは

  • カンニングペーパーを作るより覚えた方が楽
  • カンペを見ながら回答すると時間がかかる
  • カンニングするのって面倒臭い

というものです。

 

何かを見ながら書くと時間がかかります。暗記しているものを書いた方が書き写しの正しさを確認する手間もないし、楽だと思うのです。

 

覚えていて、得することはあまりないかもしれないけど、損することはありません。どうせなら、覚えておいた方が便利だし、楽だよ!時短にもなるよ!

 

あと一歩のところまでわかるけど、答えられない

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住所・電話番号・生年月日の中で、あと一歩のところまでわかっているけど、最後の一歩が出ず、答えられない中学生も多くいました。もしかしたら、「うちの子は大丈夫!」と思っている親の落とし穴でもあるかも!?

 

住所のあと一歩は、郵便番号です。

住所は書けるけど、郵便番号は知らない。という中学生もいました。

 

電話番号のあと一歩は、市外局番です。

中学生の行動範囲は市内のみという人も多く、固定電話から電話をするときには、市外局番が必要ないので、知らないようでした。私は、新卒入社した会社の同期に市外局番を知らない人がいたので、市外局番の使い方をちゃんと知っていることに驚きました。

 

生年月日のあと一歩は、和暦がわからないです。

さすがに、自分の誕生日(月と日)は知っていて、西暦はわかるけど、和暦にするとわからないという中学生がいました。

 

そこで、「31(平成31年~令和元年の年の出来事)から自分の年齢を引いて出してみて」と伝えましたが、なぜか、それでも間違えてしまう中学生がいたので、動揺しているなっと思いました。

 

動揺していると簡単なミスをする

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この「31から自分の年齢を引く」という簡単な引き算ですが、平常時であれば、簡単に計算できたと思います。

しかし、中学生の多くは心を乱されて、動揺していたと思います。

 

監督者からすると、些細なことですが、中学生にとっては、動揺する大きなきっかけになり得る出来事です。

試験前から「わからない」ことがあるというのは、プレッシャーにもなると思います。

 

大事な模試や検定試験を受ける前に、焦ってしまっては勿体ない!

 

ちょっと、暗記すれば、覚えられることだし、自分自身のことでもあるので、「住所・電話番号・生年月日」は小学生のうちに覚えておくと良さそうです。